不動産売却コラム第58回

━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇事前相談会で聞かれたこと◇

   ~令和2年5月号~

━━━━━━━━━━━━━━━━━

当社で行っている事前相談会の中で、お客様から直接聞かれたことや

共通で疑問に思われていることを、極力分かりやすくコラムにまとめて

毎月定期的に掲載しています。不動産の売却や住み替えにお役立てください。

 

■先月の相談会で聞かれたこと■

━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q自宅を売却する時にはセットバックが必要だと言われたが?

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

■お答えした内容■

ご自宅の売却を検討している方で、敷地の前面道路が狭いので

セットバックしないと家の再建築が出来ないと言われたとのことでした。

そもそも家を建てるためには、建築基準法で「4m幅以上の道路に

敷地が2m以上接していなければならない」という大前提があります。

しかし昔の道路を見てみると、2mや3m幅位の狭い道路が

まだまだ多く残っているのが現状です。

なので、それらの道路を将来4m幅にするために

「いつか建てる(建て替える)時には道路境界線を後退(セットバック)する」

ことが義務づけられています。

具体的には、現在の道路の中心から2m後退した線が道路境界線となるのですが

例えば現在の幅が3mであれば中心線から道路境界線まで

現在1.5mなので0.5m下がることになります。

そうすれば両側が下がった時点で4m幅の道路が完成されるというわけです。

但しこれは通常の形であって、向かい側が川であったり線路や崖であった場合には

一方の後退だけで4mを確保する必要が出てきたり

地域によっては初めから6m道路が前提であったりする場合もあります。

土地の売買をする際には、セットバックの有無によって実際に使用できる敷地面積が

減少してしまうことがありますので、買主にとっては重要なポイントとなります。

なので、売却を考え始めたら不動産業者等の専門家に

セットバックについても調査してもらうことが必要です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 以上。参考にしてみてください (^^)v!

*なおバックナンバーは下記ページよりご覧ください

 売却に役立つ情報をたくさん掲載しています。

https://www.skfudousan.com/sell/consul_faq.html

 

  

地元での不動産売買なら ふじみ野市不動産センターへ!