生前整理の難しさ

先日のこのブログで「我家で断捨離がブーム」と書きましたが

特に妻が一生懸命で、お陰で最近の我家はだいぶスッキリしてきました

 

そこで、80歳を過ぎた妻の両親が住む実家の納戸も整理したいので

ぜひ協力してほしいと言われ、先日の休みに二人で行ってきました。

しかし「協力してほしい」というのは妻の一方的な依頼であり

両親は整理することにかなり抵抗を持っているように

一目会ってすぐに感じました(笑)

 

納戸を見てみると、確かに三帖ほどのスペースが

足の踏み場も無いくらい多くの物で溢れかえっていました。

古い電化製品や家具、衣類、買い置きしていたティッシュペーパー、洗剤等々

中でも一番目立ったのは、紙製の買い物袋とスーパーでもらうビニール袋

あっちこっちに散らばっていたのを集めたら

みかん箱で5箱くらいになったでしょうか

 

初めの心配の通り、私達があれこれ捨てようとすると

両親の強い抵抗に合って、ほとんどの物が元の場所に戻ることになり

結局は、掃除して整理する程度に留まりました

 

最近、空家のお仕事をいただく機会が多く

先日あるお客様が「親の生前に家の整理を何度も提案したが、

全然親が手を付けさせてくれなかった」と言っていたのを思い出しました。

日本が超高齢化社会になってきて「終活」や「生前整理」という言葉が

よく取り上げられるようになってきましたが、現実的にはとても難しいことのようですね。

うちの両親も言っていましたが

「物の無い時代に育った人間は、なかなか物を捨てられない」

その一言に尽きるのかもしれません。

 

 

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