あの日から50年

今日は亡き父の50回目の命日でした。

あの日から50年(半世紀)も経ったなんて

とても信じられません。

 

私が小学校を卒業したばかりの春休みでした。

その日は夕方6時から大好きだったウルトラセブン

の再放送を観ていました。

急に母に呼ばれて出掛けることになり

その行き先が川越の赤心堂病院であることを

知ったのは車の中でした。

 

病室に着くと、そこには顔に白い布を掛けられた

父の姿がありました。

前から病気で入院していることは知っていましたが

こんなことになるとは思ってもいなく

もう何が何だか分かりませんでした。

まだ小さい弟と妹はきょとんとしていましたが

やはり動揺しているように見えました。

 

毎年3月29日が近づくと

その時の情景がイヤでも頭に浮かんできてしまいます。

父が亡くなったのが39歳。

我々兄弟3人ともに、その年齢を遥かに超え

みんな健康で幸せに暮らしていることに感謝です。

 

この時期になると、いつも考えることですが

39年という短い時間しか与えられなかった父の分まで

私が少しでも長く満足な人生を歩んで行きたい。

今年も改めてそう思いました。

 

 

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