大成功の親孝行企画
昨日は両親を連れて
栃木での二人の思い出の地を回ってきました。
両親は栃木の中学校時代の同級生で
ずっと栃木暮らしだったので
愛着もあり家でもよく思い出話をしています。
そこで「一度行ってみたら」と水を向けたところ
「歳をとって、もう億劫で行けない」とのこと。
ならば、ということで車で思い出の地を回ってあげることにしました。
この計画が決まってからというもの
楽しみで楽しみで仕方なかったようです。
当日は、妻だけを佐野アウトレットに降ろして
そこから3人で回りました。
まずは私の生家へ。
もう古くてボロボロの家はすでに取り壊されていて
そこへ新しい建売住宅が建っていました。
5年前に訪れた時にはまだあったので
見ておいて良かったと思いました。→5年前のブログ
その後、父の出身校である栃木商業高校、母の栃木女子高校を回って
母が幼少時に住んでいた合戦場駅(祖父は駅長でした)、家中小学校
岩下の新生姜ミュージアム(社長が友人だったらしい)でお土産を大量に買い
最後は大平山の山頂の茶屋で
父が学生時代に最高のご馳走だったという卵焼きを食べ
佐野アウトレットへ向かいました。
母の母校でグランドを見学させてもらっていたら
ちょうど体育の時間だった現役女子高生達が一斉に挨拶してくれ
それに応えて頭を下げた母は感激でウルウルしていました。
きっと思い出が強烈に蘇った上に、相当嬉しかったんだと思います。
両親も今年で85歳ですから
最近は遠出することもまったくなく
栃木の知人のお葬式すらも行かなくなったようで
恐らく栃木を訪れるのも、これで最後と覚悟をしているような感じでした。
思い出の地を踏んだ感動だけでなく
噛み締めるような表情から、その寂しさも伝わってきました。
途中、知り合いの家に突然訪問し挨拶をしていましたが
それが別れの挨拶のようで、こちらにも少し込み上げてくるものがありました。
帰りは妻を拾って佐野のレストランで遅い昼食を取りましたが
食事も進まないほど昔話が止みませんでした。
長い時間運転したので少し疲れましたが
最高の親孝行企画になった気がします。
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