親に優しくするということ
現在、私の両親はともに89歳です。
30年前に二世帯住宅を建てて同居しています。
高齢の親と一緒に暮らしていると
外からは、なかなか分からない苦労もあります。
毎日のように色々と頼まれ事をしたり
時には長々と話し相手になったりすることがあります。
もちろん、年齢を考えれば仕方のないことだと分かってはいるものの
忙しい時などは、ついイライラしてしまい
そして、時には冷たい言葉を掛けてしまうこともあります。
そんな時は、いつも後になって反省をします。
これまでの恩を思い返し、もっと優しく接しなければと思うのですが
それでもイライラが積もると、つい言葉に出てしまうのです。
数日前のこと、母との会話の中で
母がまだ自立して生活できていると口にしました。
それを聞いた私は、思わず腹が立って
「自分達がどれだけ支えているか、分かっているのか?」
という気持ちになり、冷たい態度をとってしまいました。
その後、そんな自分を振り返り、また反省していました。
昨夜、そんなことを妻と話していました。
妻も毎週のように義父母の様子を見に行っているのですが
やはり同じように腹が立ち、何度か冷たい言葉を残して帰ってきたことがあり
自分の対応を後悔したことが一度や二度ではないとのこと。
そんな話しをする中で少し気持ちは楽になりました。
親を思う気持ちがあっても、いつも穏やかに接することができるとは限らない。
そんな難しさを改めて感じました。
高齢になると、動作がゆっくりになるのはもちろん
周囲への気配りが難しくなったり、こちらの思いがうまく伝わらなくなったり
することもあるように感じます。
「歳を取ると、だんだん子供に戻っていく」そんな言葉を聞いたことがあります。
実際に親と暮らしていると、以前とは違う一面を目にすることもあり
なるほどと思うことがあります。
とはいえ、親も好きで歳を取ったわけではありませんし
自分自身も、いつか同じように年を重ねていくわけです。
毎日の生活の中では、これからもイライラすることが多々あるでしょう。
いつも穏やかに、優しく接することができるとは限りません。
それでも、両親が元気でいてくれる時間には限りがあります。
いつか両親を見送る日が来た時に
あんな言葉を掛けなければよかったと後悔しないようにしたいものです。
















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