やっつけ仕事
先月、富士見市内の空家の売却を依頼いただきました。
初めて売主様にご案内されて驚きました。
家具も電化製品もすべて揃っていて、まるで人が住んでいるかのようでした。
10年前に子供達が巣立つと、ご夫婦で駅前のマンションに住み替え
その際にほとんどの物を置きっぱなしにしていたとのこと。
今回の売却に伴い、その家財一式を処分業者に引き取ってもらいました。
当初はもったいないので買取業者へ声をかけたのですが
どこも10年以上経った物は買取もしてくれずに
結局はすべて処分することに・・
昨日売主様の代わりに作業に立ち会いました。
手際よく次々にトラックに投げ込まれる様子は
売主様に見てほしくないですね。
それに、物余り時代とはいえ、もったいな過ぎます。
汗水垂らして一生懸命働いて買った品々
家族での思い出の品々が次々と捨てられていきました。
また建物も、築30年とはいえまだまだ使える状態です。
今後、買主様は解体して建売として売り出すそうですが
建築した頃にはご夫婦も若く、子供達もいて賑やかだったのだと思います。
それを今や解体を待っているのかと思うと建物も寂しそうに見え
そんなセンチな気分にもなりましたね
我々不動産業者にとって、不動産の売買金額があまりにも大きいために
このような家財の処分や建物の解体は単なるやっつけ仕事になってしまいます。
これからの取り組み姿勢が少し変わっていくような気がします
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